~新年のご挨拶~
明けましておめでとうございます。日本保健鍼灸マッサージ柔整協同組合連合会理事長の 上田 孝之 です。令和として初の年明けを迎え、清々しい気持ちで日保連理事長としての仕事ができますことを嬉しく感じております。
本年2020年の干支は最初に戻ってねずみになります。子(ねずみ)はすぐに子ねずみが増え成長することから、子孫繁栄に縁起の良い干支であると言われますが、実はねずみ年のもう一つの特徴として、“行動力と財”があります。
財とはお金だけではなく人脈や経験、人材も“財”でしょう。私も今年はねずみ年にあやかり行動力をフルに発揮して、財を成したいと思います。
私も今年で62歳。非常に性格が丸くなりまして、いちいち業界のことに腹を立てたり癇癪おこしたりすることが激減してしまいました。
私が日保連理事長として日々、保険者や行政を相手に常に「攻め」の仕事ができますのも、日保連に結集していただいている各単協の協同組合の皆様のおかげであります。日保連は全国的なあはき業団の結集団体でありますから、本年も引き続き遠慮なく保険者・行政に“もの申す”連合会であり続けたいと心新たに決意いたしました。
療養費を取り巻く環境は、昨年までの徹底した適正化の名のもとに実施されてしまった諸改悪、すなわち、
①医師の同意書の添付義務化により口頭同意の廃止
②施術報告書、往療内訳表、1年以上・月16回以上施術継続理由・状態記入書
③保険者の自由裁量による受領委任の取扱い
により、煩雑な事務処理が保険請求の手枷・足枷になってしまいました。しかし、私ども日保連は諦めずに前に進んでいきましょう。
すでに、広島県の単協の仲間からは「療養費同意書交付料の医科向け解説文の適正を図る」また、山口県の単協の仲間からの「地元医師会の嫌がらせや円滑な同意書交付に繋がる取り組みの実施」、そして秋田県の単協の仲間からの「小規模多機能型居宅介護施設への往療での療養費としての施術の認知」などの療養費の抑制対策に対する反論を私は責任をもって対応して参ります。
本年も、日保連とその組合員の皆様がお互いに財を生みあう関係でいられるために、ねずみにあやかり、まさに“財”を構築できますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶に代えさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
理事長 上 田 孝 之
掲載日/最終更新日 : 2020年1月1日(水)